2012年11月 3日:入間航空祭2012

 恒例の入間航空祭ダイヤレポートです。

 6月のダイヤ改正で日中パターンが変更され、朝方の運用にも変化があったため、下り列車のダイヤはだいぶ変わった印象があります。この日限りの入間市行きは、例年通り、各駅停車・準急・快速の入間市延長のほか、朝の快速・日中の各駅停車の西武球場前行を入間市行きに変更する形となり、多数運行されました。しかし、この数年入間市延長よりも飯能延長が目立った地下鉄直通列車についても、本年は入間市までの延長になりました(ただし、今年も西武車のみ)。
 これに対し、上り列車は、昨年とは大きく変わりました。定期の飯能発着列車の間に臨時列車が入る形は変わりませんでしたが、池袋まで臨時で運行する列車ではなく、始発駅延長で入間市発となる列車が多く、西武球場前発を始発駅変更とした各駅停車の設定も行われました。また、後半になると、運用の都合で、小手指、清瀬までの臨時各駅停車も運行されました。(所沢、清瀬発の地下鉄直通列車と近接した設定のため、定期列車と車両交換を意図した途中止まり設定と思われます。なお、各停の西武球場前発を入間市発に設定変更した関係で、下りの各停西武球場前行は各停小手指行に変更となり、小手指から回送の上充当されました。
 なお、今年も、東京メトロ車両の池袋入線はありませんでした。ただし運用の都合、日中はメトロ車の西武運行、西武車のメトロ運行という運用変更が発生し、夕方元に戻るような形となりました。
 蛇足ですが、この日は早朝に人身事故で一時運転を見合わせていた影響があり、入間市行き輸送の列車の設定は予定通り行われました(秩父方面への快速急行関係や、地下鉄直通といった定期列車の遅れ・運休は朝8時台にも影響が見られました)が、車両運用は西武鉄道が当初予定したものでない可能性があります。(下り列車撮影地:秋津〜所沢、上り列車撮影地:武蔵藤沢)

 WEB掲載では1本目の入間市行きとなった5211列車(所定小手指行)の各停入間市行は2063F。早速、ファンサービス? なお、これより前の5703列車が入間市行きで運行されていました。


 5705列車(所定保谷行)の各停入間市行きは38110F。5211列車はほぼ定刻でしたが、このあたりの列車からは、早朝の人身事故と混雑による遅れで5〜10分程度の遅れが夕方まで続きました。


 5213列車(所定小手指行)は3011F。3000系の入間市行は、休日朝の小手指行きに3000系が入る運用があることもあって、毎年続いています。


 3201列車(所定小手指行)も入間市行きに延長。2000系オール未更新の編成。


 5215列車(所定小手指行)の20151F。3201列車と本来10分近く間が空くはずが、3分程度まで詰まるくらいダイヤが乱れていました。


 3351列車(所定西武球場前行)は9104F。この列車がすぐ奥の秋津3号踏切に差し掛かった時に、直前横断というか、踏切内で何かしていた人が遮断機が閉まってから踏切外に出たようで(目撃)、上り列車共々、非常停止してしまいました。本人が過ぎ去っていたようですが、安全確認ということで運転士の方が一旦降りて踏切確認を行う必要があり、また遅れが拡大してしまいました・・・。


 4571列車(所定小手指行)は6107F。12M運行です。


 5217列車(所定小手指行)は309F。本来301系の運用とは異なるスジでやって来ました。


 3353列車(所定西武球場前行)は2077F。こちらの運用が301系が使用されることの多い運用でした。(1往復前に乗車しているのでこの編成であることはわかっていましたが)


 4573列車(所定小手指行)は6111F。10M運行です。


 3355列車(所定西武球場前行)は9106F。天気予報どおり、この時間帯になると晴れてきて、所沢カーブではまだ光線がよくない状況になりました。


 4575列車(所定小手指行)は6153F。16M運行です。


 5221列車(所定小手指行)は38110F。この編成、2連続で入間市行に入りました。この前の5219列車(20158F)は延長されませんでした。


 3355列車(所定西武球場前行)は38109F。


 5351列車(所定西武球場前行)は2000系未更新車。上の10連の後部とこの編成がともに初期のパンタ削減車であり、記憶では上のが2083Fでこちらが2087Fだったかと。

 この後まだ数本入間市行きの設定がありますが、多摩川線車両入れ替えの西武線内を撮影し、その後後述の列車撮影のため、一旦練馬まで戻りました。そして、再び埼玉までやって来て上りの撮影となります。基本行先イレギュラー以外は割愛。


 6512列車(所定所沢発)の各停新木場行は6108F。上り地下鉄直通各停は小手指より西から出る定期列車が設定されていないため(下りはありますが)、ここで「各停新木場」という表示を見るのは特別。


 5362列車(所定西武球場前発)の各停池袋行は303F。309Fについては既に述べましたが、こちらもよく見かける運用ではなく、朝池袋に上り、そのまま各停運用に充当されていたものです。勿論、この区間で撮影時間帯の各停池袋行自体普段見られませんが、ここ数年、午後の帰り輸送は10両4ドアに固定していたため、久々8両、しかも3ドアが入った感じがします。


 稲荷山公園15:32発の、入間市始発小手指行各停という臨時列車、6153Fが充当されました。小手指で始発の新木場行に1分の連絡という設定なので、実質は車両交換というところでしょうか。下りの小手指始発は早朝に運行がありますが、上り小手指行は初めて見ました。太陽が傾いていたうえ、雲に隠れて露出が厳しくなってきます。


 稲荷山公園15:51発の、入間市始発清瀬行各停という臨時列車、狭山スキー場ラッピング編成の9105Fでした。上り清瀬行というと、野球輸送では見かける列車ですが、9000系という設定は大変珍しいですね。過去の入間航空祭ダイヤにて、ダイヤの都合、地下鉄運用の車両で設定される(清瀬戻しのため)ことはありましたが。この列車は清瀬到着1分前に清瀬を新木場行が発車しているので、車両交換(ただし接続なし)イメージですね。


 稲荷山公園16:02発の、入間市始発清瀬行各停の2本目、6105Fでした。所沢〜清瀬で約2分続行で所沢始発の新木場行があることになっているので、こちらも地下鉄直通がらみの車両交換設定です(所沢止まりでもよいと思うのですが、連絡の都合(所沢止まりだと4番ホーム終着となり、階段を介してになってしまう)、清瀬まで行くようにしている気がします。


 稲荷山公園16:22発の、入間市始発清瀬行各停3本目、309F。回送タイミングから運用も状況もわかったのですが、クハ1310の幕が、下り回送のとき、またはそれ以前に巻き切ってしまい、残念な行先表示となってしまいました。蛍光灯丸出しという姿ですが、よくよく見ると、下側に巻き切っている幕があるのは確認できたので、破損したのではないでしょう・・・。


 そういうことで、ホーム停車中を後追いで撮影。勿論、クハ1309は特に幕に問題がないため、御覧のように、「各停清瀬」表示をしていました。

 この後、臨時としては、毎年通り小手指始発急行池袋行の2252列車の入間市始発延長で占められましたが露出がないので撮影せず、改札外でコンビニに行っていました。

 さて、例年、少なくても通勤車両は池袋線の車両のみで回している印象がありますが、今年は、1編成、この日限りの借り入れがありました。朝、一番最初の2063Fとここですれ違ったのですが、よくみられる?ように、借入車は航空祭の臨時列車ではなく、延長で帰ってこない列車を穴埋めするように、各停に充当となりました。なお、特急車では10101Fが池袋線充当となっていました。


 5740列車で池袋に向かう、新宿線所属の20155F。この編成には「祝・川越市制90周年」のヘッドマークが取り付けられており、池袋口で川越市絡みのヘッドマークという珍しい姿となりました。(2012/11/03 富士見台)


 折返し5471列車。スジを追っても黙々と保谷・豊島園に交互に入る運用のために、あえて昼の狭間のような時間帯で出向いた感じです。(2012/11/03 練馬)

 来年度になると、副都心線と東横線・MM線の直通が入っており、さらなる複雑なダイヤになるでしょうか・・・。

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