2012年9月10日:西武新101系流鉄向け譲渡・第4弾
2009年度より、年度で1編成ずつ譲渡されている、流鉄への甲種輸送、今年度は9月10日に設定されました。今回で4回目、これまでは、2009年6月22日、2010年9月27日、2011年10月17日です。補助金の関係でしょうか。
これまでは、所沢工場で製造された後期車、273F、275F、277Fが順に譲渡されてきましたが、このグループは既に近江鉄道へ譲渡された269F、10月引退予定のツートン271F、そして、牽引用車両265Fの先頭車(元279F)ということで、今回は捻出されず、前期車の287Fが選ばれました。このため、ほかの3編成より車齢が3年ほど高い車両となります。なお、塗装については黄緑系の塗装のため、元3000系の「若葉」の愛称を引き継ぐものと思われます。
甲種輸送のダイヤで公表された2誌のスジが若干ずれており、特に、片や前回までのスジと異なるダイヤとなっていることを不安に思ったことと、朝の101系上りの撮影を所沢カーブで撮影することも合わせていたので、早朝7時頃に所沢到着。毎回停止位置が安定しない甲種ですが、今回は、先頭側はいい感じの停止位置でした。(所沢)
後部から。かろうじて、橋上新駅舎の影から顔を出している状況。(所沢)
後部2両を拡大。今回も、ワンマン幕が取り付けられる種別は装置のみ残置、LEDがつく行先表示は完全に取り外されています。その他、前回と輸送時の状況は同じかと思われます。(所沢)
上り101系の定期スジ通過後、毎回と同じく陸橋に上りました。朝8時55分の下り特急がやや遅れて通過した、と思ったら、その後列車が途絶え、調べてみると人身事故で池袋線運休とのこと・・・。9時25分ごろに運行が再開となったのか、下り準急が久々通過すると、次に早くも甲種輸送がやって来ました。(所沢〜新秋津)
さらに手前に引いて。流鉄の編成の向きの都合元287Fは方向転換されており、パンタグラフが2両連続するのも甲種輸送ならでは。あまりの天気の良さで光線が微妙ですが、弱くサイドにあたってくれました。(所沢〜新秋津)
所沢の陸橋の段階で、既にとれいん誌のスジ(前回までと同じ?)でないことは分かっていましたが、そうすると、時間が合いそうなダイヤ情報誌のスジ。東浦和が通過のようなスジなので本線通過と思い、反対側へ。しかし、さらにスジが変わっていたようで、中線退避。しかし、府中本町行が発車し、危うく被り。正確に言うと、被りそうだったうえ、前の数人が被り回避なのか、雪崩を起こすような感じで急に前を塞ぐように傾いて来て、回避が出来そうにもなく、やむを得ず、後ろまで走って後退しました・・・。結局元の位置でも何とか抜けたようですが、入線中にアングル変わるのやめてほしかった・・・というのが正直なところ。(東浦和)
やっぱり一般の方にも注目されますね。ここで1本普通列車を退避するので、先行します。(東浦和)
いつもとまた同じように、次の東川口にて。東浦和の先の川の土手など、かなり人が集まっていましたが、やはり機関車(EF652077)効果でしょうか。しかし、逆に東川口は同じ列車の追いかけを考慮しても想像より余裕があり、前回より楽にアングルが確保、全く混乱なし。(東川口)
ここでいつもと異なり、越谷レイクタウンをスルーして、南流山へ。光線はこちらのほうがよいです。40分ほど、暑くても風通しの良いホームで待ち、やって来ました。馬橋入替のため、DE101749に越谷(タ)で付替済み。(南流山)
これまで毎回馬橋まで追いかけて入替を撮影していたのですが、今回はこちらもスルーします。南流山で改札を出て、北東方向にある小金城趾の駅の方へ歩いて向かいます。到着した時にはまだ数人でしたが、最終的に20人くらいまで増えました。
駅には回送の都合で定期列車の時間がずれるので、その旨の掲示があったため通過時間は分かるのですが、歩いてきた自分は、そんなことも知らず、記憶で待ちます。20分に1回、定期の5000系が交換していくのを見ながら、13時30分ごろに、回送列車が通過。牽引は今回も2000系、最後まで残った「なの花」でした。(小金城趾〜鰭ヶ崎)
アングルが微妙ですが、サイドの撮影。甲種輸送の都合、外幌は取り外し、車番未取付、無線のアンテナは台座のみ、検査期限未記入(枠線のみ)、いずれも前の編成と同じです。(小金城趾〜鰭ヶ崎)
最後部。基本的に、整備はこれから流鉄の方の手で行われるのでしょうか。(小金城趾〜鰭ヶ崎)
これで4編成目。既に「青空」は引退しており、現在、5000系3編成と2000系1編成の所属となっている流鉄は、この編成で代替完了となるのか、それとも「なの花」の代替車両がもう1編成投入されるのか・・・いずれにせよ、今後は5000系中心で2000系「なの花」の稼働はこれから少なくなることでしょうか・・・。
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